最初の一本に迷わない!アコギ初心者の為の選び方とおすすめギター
〜迷わず選べる!アコギ初心者の為の選び方とポイント〜
タップしてとんでもOK!
アコギとは
電気を使わず音を発生させるギター。大体が木製で作られており、弦を弾くことでその振動がボディの共鳴によってが音が増幅される仕組みになっています。だからボディの中央が丸くくり抜かれているのです(サウンドホール)。アコギの歴史は長く、50年前のものなんてザラにあるし、古いギターほどいい音を奏でるとされているので、大事に使えば長く使えるし、「音を育てる」といった側面も持っている楽器。
種類と特徴
「アコースティックギター」には大きく分けて2種類あります
フォークギター(アコースティックギター)
一番の特徴はスチール製の弦を使用する点です。TVの歌番組等でよく見かけるアコギは大体フォークギター。その名の通りフォークミュージックに多く使用されますが、いろんなジャンルで使用されています。最近ではアコギと言うとフォークギターのことを指していますのでこの記事でこの記事でもアコギと呼ぶことにします。
クラシックギター
ナイロン製の弦を使用するギターがクラシックギターです。主にクラシック音楽、フラメンコやボサノバ等の演奏で使用されます。フォークギターと比較して柔らかく温かみを感じる音が特徴。
エレアコ
エレクトリックアコースティックギターの略でアコギにピックアップを内蔵してあるギター。これによりアンプに接続して音量を増幅することができ、ライブや大きい会場での演奏ができるようになります。
サイズと形状
アコギのサイズと形状について触れたいと思います。
ドレッドノート
最も広く知られた形状で、一番アコギと言えば、、、と言った形状です。比較的サイズが大きく、低音の響きと音量が大きいのが特徴です。ストロークやピッキングに適しており、多くのジャンルで使用されています。
OM
ドレッドノートよりもやや小型で体にフィットした形状が特徴です。特にフィンガースタイルの方に向いており、綺麗な高音とバランスの取れた中音域を落ち合わせています。よくエリック・クラプトンが使用していました。
OOO(トリプルオー)
OMと似た形状ですが、スケール(ギターの弦が張られている部分)が短く温かみのある音が特徴です。フィンガースタイルやソロ演奏に適しており、弦の張りが少し緩いので弦を抑えるのが少しだけ楽に感じます。
OO(ダブルオー)
OOOよりもさらに小さいボディでフィンガーピッキングやソロに適しています。コンパクトなモデルで小柄な方におすすめ。
ラウンドショルダー
ドレッドノートの一種で肩が丸くなっているのが特徴です。比較的ソフトで暖かな音色で特にブルース等に向いています。
ジャンボ
名の通りボディがジャンボなギター。深みのある低音が特徴で非常に大きいサウンドを奏でることができます。カントリーやロックなどで多く使用され、特にストロークプレイに適してきます。体が大きい人におすすめ
材質による違い
ギターの木材の材質によってもギターの音色がかなり変わってきます。代表的な木材を紹介します。
スプルース
アコースティックギターのトップ材(表面)として最も一般的に使用される木材です。軽量でありながら強度も程よく、明るく反応の良い音でバランスの取れた音色が特徴です。また、時間の経過と共に音色が豊かになる特性があります 。
ローズウッド
ギターのバックやサイドに使用されることが多く、深く豊かな音色で、明るい高音と豊かな低音を持ち、特にフィンガーピッキングやストロークに適しています。ブラジリアンローズウッドと呼ばれる材木は希少で高価ですが、インディアンローズウッドなどが代替としてよく使われます 。
マホガニー
マホガニーは、ギターのバック、サイド、そしてネックに頻繁に使用される木材で、温かみのある中音域が特徴です。音色は甘く、他の楽器と混ざり合う際に特に優れています。オールマホガニー(全てマホガニー材で作られている)のギターは特にブルースやカントリーミュージックをやる方には特におすすめ。
シダー
シダーは、スプルースに次いで人気のあるトップ材で、より柔らかく温かみのある音色が特徴です。フィンガーピッキングに適しており、クラシックギターの方が使われていることが多いですが、アコギでも使われることがあります。
メイプル
メイプルは、主にバックとサイドに使用される木材で、比較的はっきりした音色であり、特にリードギターに適しています。低い共鳴音を持ち、他の楽器との混ざりが少ないため、グループでの演奏に適しています 。
コア
ハワイ産のコアは、なんと言っても美しい見た目。それからバランスの取れた音色で知られ、特にフィンガースタイルのプレイに適しています。時間の経過とともに音色が成熟し、より豊かで暖かい音になります 。個人的に好きな木材
人気ブランド
Gibson
ギターといえばギブソン!みたいな代表的なブランド。日本人初ギブソンと契約をしたB’zの松本(ギタリストの方)が日本では有名な話。ギブソンを象徴するモデル「J-45」や「Hummingbird」が名機とされている。特徴として、特にブルースやカントリーミュージックに向いていますが、いろんなジャンルで使われています。とにかく高い!憧れのギブソン!って感じのブランドです。
Taylor
アコギの3大ブランドのうちの1つであるテイラー。特徴としては品質のばらつきが非常に少ない、それから弾きやすく調整された「テイラーネック」。簡単にいえば、ネットで購入してもハズレの個体を引きにくく、非常に引きやすいギター。歴史としてはギブソンと比較するとまだ若いブランドですが、生産ラインに最新の技術をガンガン導入するみたいで、個人的には、古き良きというよりかは最先端を走ってるブランドのイメージ。
Martin
こちらもアコギ3大ブランドの一つの伝統的なブランド。1833年創業の歴史あるブランドです。代表的なモデル「D-28」や「D-18」などのドレッドノートモデルが有名で、音色としては豊かなトーンと深みのあるサウンドが特徴。ギタリストたちから「クリーム・オブ・ザ・クロップ」として高く評価されています。日本でも愛用しているギタリストは多い印象です。
YAMAHA
幅広い価格帯と安定した品質で知られる日本のブランド。初心者向けからプロ向けまで多様なラインナップを揃えており、特に「FGシリーズ」や「Lシリーズ」が人気。YAMAHAのギターは、耐久性があり、コストパフォーマンスに優れているため、初めてのギターとして選ばれることが多い。YAMAHAも意外とプロの方が愛用している。(※私の大好きなオーイシマサヨシさんも愛用)
Yairi
日本製の高級ブランドで、手作業での製造にこだわりっている為、価格も高め。海外でもAlvarez-Yairiブランドとしても知られ、有名アーティストも愛用している超一流ブランド。特徴としてはネックの幅が他のギターより比較的細く作られている為、手の小さい方でも力が入れ易く弾きやすい作りになっている。ギター挫折した人にもおすすめブランド。
Takamine
日本のブランドで、エレアコのパイオニアとされています。エレアコなのでアンプに繋いで音を増幅させて使用するのですが、アンプに繋がなくても生音もしっかりなる為少し広い会場ぐらいだったら平気で音が届くと思う。さらにクセがないクリアな音色で初めてのギターにはピッタリ。特にハウリングの耐性がすごい。ほとんどハウリングしない独自の技術でピックアップを搭載しているのでバンドでも重宝されるギターです。
おすすめギター
今回は10万円前後のモデルをおすすめしていきます。安いギターでも良い物はたくさんあると思いますが、やっぱりギター始める時は挫折しないためにも弾きやすく取り回しがしやすい、鳴りが良いギターを買うことが一番継続しやすいと思います。(お金も掛かってるし心理的にもやめにくい)
ということで早速見ていきましょう!
Taylor academyシリーズ
初めての人が挫折しないように設計されたギターで、価格もテイラーの中ではお手頃な価格で手に入るコスパ高いアコギ。ナット幅からボディサイズも引きやすいように小さめに設計されており、なんと言ってもピッキングする腕が疲れないようにギターのボディにアームレストが施されていて非常に弾きやすくなっている。
YAMAHA Lシリーズ LS16
ヤマハ独自のA.R.Eという独自に開発したボディ材に加工を行う木材改質技術を搭載しているモデル。なんと言っても鳴りが凄まじい。爆音といてもいいぐらい大きな音が出る。だけど上品な伸びのある、長年弾き込まれたかのような音色。特にオススメしたいのがLS16。サイズも 小ぶりで価格も割とお手頃。6と16シリーズには簡易的なエレアコが搭載されていて、本来電源ボックスを本体に装着して使用するのが一般的だが、6、16シリーズは電池を必要としない為ギターの中に余計な機械がついていない分だけ生音が非常に良いしアンプを通した音もクリーンで生音に近い音をアウトプットしてくれる。
YAMAHA トランス FG-TA
アンプやエフェクターを使うことなくギターの生音にリバーブ、コーラスのエフェクトをかけることの出来る唯一無二のギター。2本目、3本目に選ぶ人が多い印象だが、ギターの音色を変えれる楽しさがわかる1本なので、私は1本目に推したいアコギ。おすすめはFG-TA。ヤマハ伝統のFGシリーズによるパワフルなサウンドが特徴的でそのモデルにトランスを搭載しているモデル。エフェクトかけてない音も、伸びのある上質でクリーンな音で、かつ10万以下で買えてしまうというコスパ最強アコギ。
Martin LX-1E
マーチンのミニギターのラインナップがリトルマーチン。名前の通り小ぶりなボディが特徴。ボディサイズと音の大きさは比例しているのですがリトルマーチンはミニギターのくせしてしっかり鳴ってくれることで好評なアコギ。エド・シーランが使用していたことでさらに人気が高まった印象。今回オススメしたいのがLX-1E。リトルマーチンで最も人気のあるモデルで、使用されている木材がリトルマーチンの中でも上位のグレードとなっている。世間でリトルマーチンといえばこのモデルのイメージの人気のギター。
Martin OOOJR-10
マーチンのジュニアシリーズ。ジュニアと言っても大人も使用できるモデル。ボディサイズやナット幅が小さめに設計されている為これも非常に弾きやすいモデルとなっている。サイズ感的にも持ち運びがしやすく2本目、3本目として愛用している方も。レトロなサイズ感がたまらなくかっこいい。
まとめ
今回は弾きやすさ重視でおすすめギターを紹介させてもらいました。はっきり言って音の違いがわかる人なんて数える程度しかいないです(まじで)。自分で音を聴いてなんとなくいいなーで決めてしまいましょう。どのギターがいいかなぁって悩んでる時間が一番楽しいですからね。良いギターライフを!!幸あれ